太陽光発電と蓄電技術の未来
太陽光発電システムは昼間にどれだけ発電しても、蓄電できません。
今は、発電した分を買い取りしてくれているので、
収益性がありますが、
もし、売電価格が下がり続ければ、
二束三文で、電気は売っているのに、買う電気代はバカ高い。
なぜ、自分の家で発電した電気を、自分で使えないんだ
と、不満に思う人も増えていくでしょう。
それを解決してくれるのが、蓄電システムです。
太陽光パネルが発電した電気を蓄電できれば、
電気代が高騰しようが、買取制度がどうなろうが、
自給自足でやっていけるわけです。
ところで蓄電池っていくらぐらいするの??
蓄電池の価格・・・・すごく高いです。
2016年の段階で、家庭用として売られているもので、
100万〜200万くらいします。
しかも、蓄電できる電気量が非常に少なく、現段階の性能では、
1日普通に生活できる電気量のありません。
また、蓄電池の寿命が10年程度しかないと言われていますので、
初期投資を回収することも困難です。
ようするに、まだまだ、実用できるレベルではないのです。
これが、1週間くらい生活できる
レベルまで性能アップしてくれば、
太陽光パネルと合わせることで、
エネルギーフリー生活が実現できます。
太陽光先進国ドイツから見る日本の蓄電池事情
太陽光の固定買取制度を
日本よりも何年も先に実施しているドイツでは、
電気の買取価格が下がりつづけると共に、
電気料金が高騰しつづけました。
そのため、現在、ドイツでは、
太陽光パネルで発電した電気を売るよりも、
自宅で使った方が有利になっています。
そのタイミングで、
国が太陽光と蓄電池を併設したオーナーに
補助金を出す政策を打ち出したため、
急速に蓄電池の需要が増えています。
日本も同じ流れに進む可能性が高いので、
ドイツの動きに注目しておくことをおすすめします。