太陽光発電って、ズバリ元がとれるの?
「補助金もなくなった・・・」
「買取価格も安くなった・・・・」
たしかに、補助金がなくなり、買取価格も低下していますので、
以前より、太陽光設置のうまみは少なくなったことは間違いありません。
ただ、この元が取れる、取れないの話は、
太陽光発電システムの初期設置費用を売電費用で、
何年かかって回収できるかっていう話だけですすんでいるように思います。
私は建築士ですので、太陽光パネルだけの事ではなく、
家全体にかかる費用を考えながら、
太陽光で元がとれるかどうかを考えます。
これだけだと、何を言ってるかわからないと思いますので、
詳しく説明します。
たとえば、
太陽光発電システムを設置するのに、200万かかるとします。
載せる目的は、売電収入によって、生活を楽にしたい。
ほとんどの方がそうでしょう。
では、私が、今から200万を使って、
太陽光発電システム設置するより、
生活が楽になる方法を提案したら、あなたはどうしますか?
家の断熱性能が低いうちは、そこにお金をかけるのが一番の資産。
もし、あなたが計画している新築の断熱性能が良くなければ、
200万円は、その性能UPに使います。
具体的に言うと、
窓の性能を良くし、断熱材を厚くし、夏の陽射しが直接家に
入ってこないようにして、逆に冬はできるだけ日が入るように
工夫する事にお金をかけます。
この事で、冷暖房費が劇的に安くなります。
さらに、家が快適になります。
適正な温度に保たれた家に住まう人は、
病気にかかりにくくなることが、統計的にはっきりしています。
すなわち医療費が安くなります。
家の断熱性能が低いうちは、まずそこを正すことに
投資することが、もっとも効果があります。
それに対して、
すでに一定のレベルの断熱性能をクリアしている家の場合だと、
200万円の太陽光パネルの投資は大変効果が高い投資になります。
月に消費する電気代よりも、はるかに大きい売電収入が継続して発生します。
原発が動かず、今後、電気料金が高騰したとしても、
そもそも電気を使わない家なので、影響は少なくてすみます。
さらに、補助金ももらえます。
超高性能の家は、ZEHの補助金対象物件になる
ZEHという言葉を知っていますか?
ZEH(ゼッチ)と読みます。
自宅で消費するエネルギーよりも、自宅で作るエネルギーの方が
多い家の事を、【ZEHの家】と呼びます。
ZEHの家には、国から補助金が125万円も出ます。
ZEHの家にするには、
- とにかく、家の断熱性能を上げる
- エネルギー消費の多い設備機器を採用しない(電気温水器、蓄熱暖房機等)
- 消費エネルギー以上のエネルギーを生み出せる量の太陽光パネルを載せる
そうすれば、
125万貰えるし、家も快適、光熱費も安い
いい事しかありません。
太陽光、元取れまくりです!!!!
ここで太陽光パネルメーカーの選定ミスをしてももったいないので、
一番信頼できるこのサイトを利用して、細部まで比較するのも忘れずに。
まとめ
- 太陽光は今でも元が十分とれる。
- ただし、そのためには、ZEHの補助金を貰う事が重要。
- しっかり消費エネルギーを抑えて、その後で、パネル設置。