太陽光発電で儲けるためには、日照条件が超重要。
太陽光発電で儲けるためには、日照条件が超重要。
太陽光パネルを載せるからには、1円でも多く儲けたいというのが、
本音ですよね。
地球温暖化対策や、地球全体のエネルギーの枯渇問題を理由に、
太陽光パネルを載せる事を決断する人は、まずいないでしょう。
でも、年々売電価格は下がっています。
なかなか条件が揃わないと、思うように儲けられないのが現実です。
屋根の形状や角度が、重要なのはもちろんですが、
そもそもの日照条件も、同様に重要なんです。
近くに大きな建物があり、日陰になることが多い。
このような条件では、発電量が減ってしまうのは当然ですよね。
これは、家を建てた後に、あれこれ考えるよりも、
家の、設計段階で、日照を確保できるように
対策を考えなくてはならない事例です。
建築士である私の腕の見せどころでもあります。
それに、日照は、何も建物の影だけが、関係するわけではありません。
日照条件は、そもそも住んでる地域で影響を大きく受ける。
実は、日照時間の長さが住んでる地域によって、全然違います。
日照時間とは、日の出から日没までの間に、太陽が雲や霧などに
遮られること無く、地面を照らす時間です。
日本は南北に細長い国です。
日照時間も、条件の良い県と、悪い県では、大きく差が出ます。
設計段階で、太陽光パネルを載せることがすでに決定している場合、
建築士としては、その地域の日照時間も考慮しながら、
パネルの枚数、屋根の角度、形状、断熱性能のレベル等を、
決めていきます。
*あくまで、温熱計算が得意な建築士の話です。
建築士にもいろいろ得意分野があります。
構造計算に強い建築士もいれば、
デザインにこだわる建築士もいます。
もっとも太陽光で儲けられない、日照条件の悪い県は??
ちなみに、日本でもっとも日照条件の悪い県は、
どこだと思いますか??
2012年度のデータでいくと、
なんと、沖縄県です!!
意外に感じません?
私は、沖縄県って聞くと、
太陽が降り注ぐイメージしかないので、
この結果を知った時、とても驚きました。
この年、1位の山梨県と比べると約35%も少ない日照時間です。
単純計算して、
沖縄に住んでいる人は、山梨に住んでいる人に比べて、
利益が35%少なくなると言うことです。
沖縄と言えば、台風も多いので、風に煽られた物が飛んで来ることで、
パネルの破損リスクも他県に比べて高いため、
太陽光発電の導入はより慎重に考える必要があります。
「なんくるないさ〜」
儲からない太陽光なら、載せない勇気を持つ。
発電量が見込めないなら、載せないという選択肢を持つ事も大切です。
台風のリスクを考えると、沖縄県では、太陽光パネル載せるメリットが
そもそも、あまりありません。
あなたの住まわれている地域ではどうでしょうか?
日照条件はどうですか?
天災のリスクはどうですか?
台風だけでなく、山の裾野などで、突発的に強風が吹くなどの地域も
飛散物でパネルが破損するリスクがあります。
こうしたトラブルに対応する有料保証もありますので、
この保証費用も含めて、太陽光の設置を検討するのがベターです。
ちなみに、
平成29年度の買取価格は下記のとおりです。
・28円/kwh(出力制御対応機器 設置義務なし)
・30円/kwh(出力制御対応機器 設置義務なし)
出力制御対応機器って何???
という方は、こちらの記事を参考にして下さい。
→出力制御対応機器の設置義務って、どういう意味?
平成30年、平成31年と、
1年毎に買取価格が、2円ずつ下がる事が確定しています。
太陽光設置を迷っている時間は、無駄でしかありません。
載せるか、載せないかの2択です。
早く判断しましょう。
太陽光が儲かるか儲からないかは、比較サイトで検証。
といっても、すべて自分で調べたり、
1社1社見積もりを取っていくのも、非効率です。
今は、簡単な入力だけで、数社の詳しい見積もりを取ることができる
比較サイトがあります。
中でも私がおすすめしているのが、タイナビです。
→タイナビ
見積もり内容が詳しい事と、登録している業者がちゃんとしている。
この2つが大きなおすすめの理由です。
中には1社と話をするだけで、そのまま契約してしまう人がいますが、
それは絶対にやめてください。
同じ太陽光パネルなのに、なぜそこまで金額が違うの???
というくらい、価格差があります。
損しないためにも、必ず複数の見積もりを取って下さいね。